海外ジャーナルに掲載決定(森下元賀 准教授の研究)
森下准教授の論文が "Clinical and Experimental Dental Research" という歯科関連の国際雑誌に掲載されることが決定しました。
現在、掲載前の状態なのですが、論文の発行元が運営しているホームページにて、すでに無料公開が開始されておりますので誰でも見ることが出来ます。
こちらがURL ↓(URLをタップで掲載ページにジャンプ)
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/cre2.381
この研究は、地域で生活されている高齢者の方々における「口腔機能」と「日常生活の活動範囲」や「社会交流」との関係を調べたものです。
この論文では、日常生活の活動範囲が広い人は、舌の力も強いということが明らかになりました。
これまでは、口の機能が衰える口腔機能低下症に対しては、口の体操や歯科的な指導が中心でした。
しかし、日常的によく活動している人は舌の力も高いことから、口腔機能低下を防ぐためには全身の活動性に対するアプローチや指導も必要であることが分かり、理学療法士も口の機能に対して関わっていく必要があることが示されました。
この研究は、理学療法学科の卒業生(19期生)が在学中に測定の協力をしてくれて、岡山県浅口市に住む高齢者の方々を調査したもので、教員(森下准教授)とゼミ学生達が協力した成果になります(協力してくれた学生さん方には、心から感謝いたします!)。
19期生の森下ゼミの学生さん達は、浅口市で先生と一緒に講演も行ったりと、研究のみならず地域貢献にも多大なる功績を残してくださいました。

吉備国際大学では、高梁市、浅口市での介護予防事業に学生が参加する機会を設けており、臨床実習以外にも地域で活躍できる人材を育てています。
ご興味ある方は、私ども地域で活動している教員と一緒に「地域での社会貢献活動(健康増進・介護予防)」も学生のうちから行ってみませんか?
充実感のあるキャンパスライフを送ることができ、地域貢献活動へのかかわり方次第では「病院や施設内だけではなく 地域でも活躍できる人材」としての素養も身につけることも可能となります。