保健福祉研究所でゼミ活動/高橋淳先生のゼミ

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保健福祉研究所でゼミ活動/高橋淳先生のゼミ

吉備国際大学には保健福祉研究所という研究棟があります。

その一室では、高橋淳 教授(内科専門の医師)が学部生を対象としたゼミを精力的に展開されています。

ちなみに画像の中で顕微鏡(HeLa細胞)を熱心に覗いているのは、藤森咲弥さん(23期生=今年度3年生)で、傍らの男性は同じく理学療法学科23期生の藤原秋人くんです。

3年生のゼミ学生らが顕微鏡で観察中の「HeLa細胞」は、ジョージ・オットー・ゲイ氏が、1951年にジョンズ・ホプキンス大学で患者ヘンリエッタ・ラックスの子宮頸癌から樹立しました(世界で初めてヒトの細胞の培養に成功)。

高橋教授も1994年から1年半にわたって、ジョンズ・ホプキンス大学に留学され、同じく留学中の若き日の河村顕治 教授(現在の吉備国際大学副学長/PT学科教員/整形外科医師)と出会われました(帰国後、河村先生は、当理学療法学科の設立と発展に尽力)。

ジョナス・ソークは、HeLa細胞を用いて、1952年に「ポリオ」のワクチンを開発。

そのワクチンによって、日本では、60年代に年間5000人ほどいたポリオ患者が激減し、今では顕微鏡を覗いている学生が「ポリオって何ですか?」と尋ねる程に馴染みのない病気になりました。

高橋教授は「吉備国際大学の保健福祉研究所・細胞培養実験室でのゼミも歴史の流れと共にあるのです・・・」と感慨深げにお話してくださいました!